鴛鴦呼蝉庵日乗

2006.09.27  安全と便利

 先週から今週にかけては、分単位で仕事をこなしてきて、ようやく今日で一段落。で、ここ数日の流れです。一つが、webdemailの解決。smtpが見つけているのですが、送信できないということで、結局、SEに頼んでサーバーシステムを閲覧。その結果、予想していたとおり、ファイヤーウォールを経由していることが判明して、外からは入れず、なおかつ、暗号化してみると、これが通りました。その後は、メイラーの設定になるのですが、OLを使うと、複数アカウントがうまく機能しないので、ジャストシステムの試用版を使うことに。よければ、ダウンロード版で購入に。ようやく一段落しました。結局のところ、導入した会社に尋ねるよりも、自力で調査した方が速かったという事実。時折、SEの答えの矛盾に疑問を呈して、いろいろと反論を試みましたが、そういうことがあって、問題点を特定できたのかもしれません。議論は発展を生みます。
  今のところ職場で採用している方法は、三層構造のLANで、別サーバーで運用していますが、セキュリティ的には外部への接触を遮断できたいいシステムだと思います。ウィルスに感染してもそれがサーバーに行かないようになっていますから、安全であります。しかし、機能的に不便になります。安全をとるか便利を取るか。私は安全を取りました。というのも、100%の安全を得ることは、インターネット社会、パソコン社会では難しいからです。それゆえ、外部とは全く別回線で、フロッピーなどのメディアの影響を受けにくいシステムです。安全を取ると、それは何十年も行きます。しかし、便利を取ると、便利は仕事内容に比例するわけで、時には不便になることもあります。それゆえ、安全を優先するのが一番なのです。

 夜に浜本先生の弟さんの、濱本久雄氏の展覧会を見てきました。バラの花を得意とした、薫り高い作品でしたが、安曇野の風景を描いた作品に心惹かれました。心落ち着く作品を見て、ちょっと気分転換。

 で、今日は「成果創出」ということばをめぐっての議論。成果主義ではなく成果を創出するための人材育成のとリーダーシップ養成ということで、そのためにはどのようなシステムがよいのかということでした。ということは必然的に評価の観点をどうするかにかかっています。また、そうすることでどのように組織が活性化するのかということも踏まえての議論になります。
  終了後、しばらくして考えたのですが、一つのシステムを作ると、それを悪用されないようなガードが必要なわけで、今は口約束でよいとしても、例えば国旗国歌法の場合も、強制はすべきでないという当時の官房長官の発言があっても、結果的に強制させようとしたわけです。ですから、極端な形で使わないということがあっても、後に使う人が既得権として、今まで慣行でよくないとしていたことをするかもしれません。未来は何とも言えませんが、万全の方法ということを考えると、どうなのかという疑問も生じます。それを乗り越えていいものができればいいのですが、まだ未知数です。
  そういえば、その昔、プロ野球でヤクルトが優勝したときに、優勝の分配金について、当時の野村監督が選手も含めた球団職員全員に一律に配分しました。一人当たり数万円かもしれませんが、それでも臨時収入として職員の立場からすればよろこびます。自分たちも一因として優勝に貢献したということです。この一体感、輪がその組織を向上させていたったのだと思います。評価基準がさまざまな職場においては、全体での目標を掲げることが一体感を強めることになります。一体感を強めていくこと、それによって、自分たちの資質を向上していく働きがあります。
  果たしてどのような結論至かは未定ですが、結局は働きやすい職場で、それぞれの一員が存在意義を持ち、誇りと夢をもって働けるのが一番なのです。その道に進めるかどうか、未来を見据えていくことが大切ではないかと思います。
  それにしても、役割から発言しなければならないというのは個人的な発言を抑えることになるので、とても面倒です。立場は自分の意見を殺します。

 職場で使っているノートパソコンのディスプレイの部分、ちょうつがいのような所でしょうが、故障して、丁度良いところに止まりません。今のところブックエンドで抑えていますが、ノートパソコンはこういうときに不便です。

[今日の記録]
睡眠時間:5:30就寝、6:45起床、1:15時間。
天気:雨
最高気温:24度

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