鴛鴦呼蝉庵日乗
2005.12.06  本棚と視力

 ここ数日、まだらボケなのか、物忘れがいくつか出てきて、買うべきものを忘れたり、家を出るときに忘れ物をして玄関から戻ったりということがよくあって、加齢なのか素なのかは別として、変化であると捉えると、それは自分のことを考える初めになります。
  特に視力についてはだんだんと低下しているように思えて、焦点が合うまでに時間がかかるようになってしまい、たぶんそれは書店に行くことが減ったからだと思います。以前は頻繁に書店に行って、本棚をながめていましたが、最近はそれほどまでにながめることはありません。本棚の本の背表紙、その文字を読み、次の本へと移りますが、それはかなり頻繁に目を動かすことになっていて、動体視力の向上あるいは維持に貢献したのではないかと思います。
  現時点では、それほど背表紙を眺める時間がないので、もっとも自分の部屋には本棚はなく、本は全て平積みですから、目を眺めるというよりも背を見ている状態になっています。それだとあまり視力を使うことはありません。

 もともとトイレが近いのですが、日本茶を飲むようになってから利尿作用の関係で頻繁にトイレに行くことに。特に、長時間の会議やライブなどでは緊張します。その前に水を控えるのですが、しかしそれはエコノミー症候群になりやすいので、トイレを取るか血流を取るか、なかなか難しい選択です。
  日本茶のカフェインはあわなくて飲むとぼおっとしてしまうのですが、あるいは血がさかのぼるような感覚に襲われることもありますが、でも、なぜか最近は飲むようにしています。茶の道ではなくて、単に飲むという行為なのかもしれません。

 カレンダーの季節。いつもならカタログハウスの白いカレンダーなのですが、今年は入手していないので何か別のにしようかと思います。シンプルなカレンダーはなかなかないのが現実。

 暮らしの手帖、最近の2号分をようやく読みました。といっても、全部ではなくて拾い読みです。三國連太郎のインタビューはよかったですね。名俳優ゆうえに作るということの本質を語ったくれたと思います。
  作ると言えば、新聞に三鷹光器のことが出てました。ああいう職人芸が残っている会社があることは、まだまだ技術が廃れていない証拠です

 寒さに耐えきれず、靴下を冬用に。職場に着いたら、熱っぽく。風邪でなく花粉症の症状が明確に。今年は1と月ほど早いようです。

 矢野顕子が上手いのは、歌うときに、歌うのが楽しいという表情から身体的にリラックス、音楽するという雰囲気になっていくこともあるのかもしれません。音楽ということは技術ではなくて身体的な、そして精神的な、その人の全体表現ですから、苦痛であっては表現が矮小していくのでしょう。

 外出する日は夕食をとらないことが多く、そういう時は夜が長く感じます。

[今日の記録]
睡眠時間:4:00就寝、6:50起床、2:50時間。
最高気温:9度

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