鴛鴦呼蝉庵日乗
2005.05.02  文字の美しさ

 文字に対するこだわりはいつの頃から始まるのか、かなり長いと思います。「風信帖」を見て美しく、「九成宮」を見ては刀のような美しさに感じ入り、文徴明にいたってはその人格も含めた美しさを知りました。そして、松本芳翠の楷書に至れば、その厳格な結構は他の追随を許しません。
  そして、今パソコンの時代となって、フォントです。美しいフォントでないと、どうも見ていても飽きます。Helveticaのような美しさです。かといって、今のライノタイプのHelveticaは美しいという印象はありません。築地活字が多く復刻されても、印刷された活字のパンチというか、力強さはどうも表現できません。それを表現できるフォントがあればいいのにと思います。あるいは、ポイントを指定したフォントがあってもいいと思います。拡大すればいいというものではありませんから。最近は本文用明朝が出てきて、ようやく大きさ別のフォントになったと思います。まだまだ文字の世界はこれからです。

 職場で使う小冊子の編集、20%終了。まだまだ先が長いです。

 山梨の資料がまだまだ。これからとことん正念場です。

[今日の記録]
睡眠時間:4:00就寝、7:00起床、3:00時間。
最高気温:24度

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