鴛鴦呼蝉庵日乗
2005.02.07  フォント断片

  茶器を割ってしまいました。食器を持つときに、欲張って3つほど持ったら、茶器、実際には湯冷ましですが、絵を欠いてしまい、使えずに。なかなか売っている店は少ないので、探し求めないと。茶器ほど、通販があてにならないものはありません。

 以前、茶さじを紛失したときは、その辺りの店で買ってきて、カッターで長さを調整したことがあります。道具は、人の身体によって長さは決まりますから、自分にあった長さにしたかったのです。これは意外と大切なことです。自分に合う道具の長さ、それをしらないと、どこかで疲労が出ます。疲労はいつでも出るのですが、無駄な疲労は自分のみならず、周りとの人間関係にも影響します。

 アキレス腱が冷えるので、丈の長い靴下を買ってはみたものの、あまり暖かくなくて、冷えはなおりませんでした。むしろ、腕用のサポーターをつけたほうがまだましでした。
  片塩二朗『秀英体研究』(大日本印刷)、実にすごいですね。これだけの調査だとは。高額なので買えませんが、いい本です。それと『聚珍録』(三省堂)。これまたよくできた本です。これらを見ていて、秀英細明朝が欲しくなりましたが、入手は難しいです。ここのところ、フォントでまよってます。いい文字がなくて。ヒラギノはいいのですが、プリンタ出力すると、横の線がかすれてしまいます。プリンタのせいなのですが、それはいたしかたないことなので。

前へ 目次 次へ
かくかい Copyright 黒川孝広 © 2005,Kurokawa Takahiro All rights reserved.
  かくかい