鴛鴦呼蝉庵日乗
2004.05.08  五月病

 五月病は、連休明けで、4月からの緊張がとぎれたり、あるいは、やりたい意識とは別に、いやなことがあって、モチベーションが落ちたりするときに、発生しやすいようですね。ちょっとした心の動きなのですが、その動きというのが、実は大切で、やりたいこと、楽しいこと、充実したことは、新しい環境だと、つい忘れがちなのですね。環境という新しさで引っ張りますから。そこで、5月になってからは、より一層自分のことについては、いろいろとチャレンジしていくことが必要となります。今までの自分とは違う行動をしていくことで、やる気をなくした状態から、回避できるのでしょう。
  でも、そうは理論的に、あるいは手順的というのか、説明しても、その場にはまってしまうと、なかなか浮上できないものです。自分一人の力では難しいですね。だれかの刺激を受けることで、回避できます。とは断言してもそうでないことも多いですね。タイミングだと思います。その人の回復したいという願望か少しでもあれば、それはいいチャンスになりますね。
  たとえば、自暴自棄になっている人に、かなり厳しく、自分の責任を追及して、悪い点を指摘する。それは、気付かない自分のわがままを指摘してくれるわけで、その結果として、がんばろうという意識が生まれることもあります。
  その一方で自暴自棄になっている人に、そんなに考えることないよ、やさしく言うことで、解放され、楽になって、向上していくこともあります。
  あるいは、自暴自棄になっている人に、同情することで、自分一人が辛いわけではないという気持ちになることもあります。
  それぞれの人のそれぞれの状況ですから、その状況に応じての対処ということになりますね。そうなると、どれがいいという決まった方法はありません。方法は相手の状況によるので、その状況はどいういうものかは、なかなか判別が難しいものです。
  ということは、結局、その状況を認識して、相手にあったアドバイスとは、まず無理と言うことになります。そうなると、確率の問題ですね。1/3とかの。もし、そうならば、これは、タイミングそのものということになりますし、それまでの人間関係ということになります。
  ただ、言えることは、自暴自棄、あるいはやる気がなくなっている人に、そのやる気がなくなっているということを知らせることはできますね。そういう告知なのかもしれません。自分からするよりも、相手が求めてからするというのが自然ですが、しかし、そうもいきません。だから、いわば行き当たりばったりなんですね。それでよければ、いいし、それで悪ければしょうがないのです。
  まあ、こういう考えだと、人間関係を向上できにくいですね。

 職場ではあいかわらず、こまかな掃除とか、整理とかの雑用ばかりです。今日は、200本の鍵の整理と、書棚一本分の本の移動。結局そんなもので終わりました。もともとそういう仕事内容ですから、楽しいわけはなく、ただ、早く終わらせて自分の時間を作ることを願っています。そろそろ、一段落したら、自分のことに手を向けていくことにしようかと。

 なかなか思うように時間が使えません。自由になる時間が少ないですね。圧倒的に。

 4:30就寝、7:10起床、2:40睡眠。
  朝食、ごはん、納豆。昼食、パン2枚、甘夏。夕食、そば、餃子、サラダ、冷や奴。夜食、なし。

 
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