鴛鴦呼蝉庵日乗
2004.04.09  本探し

 ちょっと見たい本が無いと、探し始めます。で、それでもないと、ぜったいに探してみようという気になります。新刊だとあちこち本屋さんを探して見ますが、なかなかないものです。本当はすでに品切れなのですが、それでも売れ残りを信じて探し回る、そういうのは、無駄な努力と言われますね。注文すればいいのにとか。でも、そこは探すのが楽しいのです。探して、探して見つかった時の喜びですね。大学のころにそういうことをして、あちこちの本屋さんを回って、20軒ぐらいでようやく見つかったときは、うれしかったですね。本とは、そういう探すという探検の喜びか有ります。一つのものを求めていく楽しみですね。
  そしてもう一つに、だらだらと探していくもの。以前描いた、収束的と拡散的ですね。そういう楽しみがあります。
  今日はそういう楽しみを久しぶりに味わいました。最近は通販や注文で買うことが多いのですが、久しぶりに書店を7店回りました。やっぱり、本屋さんは、足でかせぐのがいいですね。楽しかったです。

 こちらも、以前書いたことと、重複しますが、文章、たとえば物語だと主人公と場面と展開で描けますね。で、説明的にどうなるかは簡単に「花子は神社にいって、合格を祈願した」と事柄を書くことは出来ます。でも、これだと、その説明だけなのですね。そこにその花子、つまり人を感じさせるには、その心理的な葛藤を描写したり、台詞を工夫することで、世界はどんどんふえていきます。それは、書く人がその登場人物をどれだけ想像するかですね。想像というのは、その人となり、行動やしぐさや心持ちなどを。それは、妄想と言われるかも知れませんが、その妄想とは、とことんつきつめた想像、その人の気持ちになって想像したもので、だからこそ、普通の説明とはちがって、心が書かれているから、読む人の心を打ちます。世界を描くとは、どれだけその世界に自分の身を置くか、そこから書くことができるかですね。
  読む方もそうです。どこまでその中に身をおけるか、そしてそれを引いて、もっと客観的に文章を見ていくか。そこにかかっていると思います。

 職場の環境整備の係になって、最初の仕事が冷蔵庫の整理でしたが、その次、今日は、湯飲みなどを置いてある食器洗いかごを購入。ステンレスのは高いので、プラスチックのを。それと、スポンジ置きを。スポンジを立てるものです。そして、湯沸かしポットの位置を移動して、流しを広く使えるようにしました。しめて、6000円。その後、職場パソコンにつけるUSB接続MOドライブを購入。だんだん環境はよくなっていきます。最後は電子レンジ。これはもう少ししてからですね。
  でも、浄水器はだめでした。予算がないから。それとマッサージ器。だめと思っていましたが、やっぱり。そうそうウォシュレットもだめでしたね。冬場のトイレは寒いのに。
  明日は書類のトレーの配置を換えます。それと、キャビネットの中の整理。これで、だいたい新年準備は終了。そして、大きなテーマの年間計画。全体の計画を変えていきます。業務計画なので、人事にも関わりますね。結果としては部署配置を換えることになるかもしれませんから。パートタイムの人の雇用も難しくなもかもしれません。そういうのは辛いのですが、全体計画なので、これで業務成績の向上をはからねばなりませんから、仕方有りません。

 黒糖くるみを購入。楽しみです。

 ここのところ連日の疲れで、外食が続いてます。つい、出されたものを食べてしまうので、食べ過ぎで、胃が痛く、腸の調子もよくないですね。楽しいこと、探している段階です。

 やさしい雰囲気、空気感と私は説明しますが、そういう文章、もっと読みたかったです。一読者として。

 5:20就寝、6:40起床、1:20睡眠。
  朝食、パン2枚。昼食、パン2枚。夕食、外食。夜食、なし。

 
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