鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.12.29  呼吸   
 

 斎藤孝さんが呼吸の本を出しますが、いや、出すことはいいのですし、それは言論の自由ではあっても、売る側の意識にどうかと、いぶかしげになりましたね。「斎藤流」とありますが、もとも、丹田呼吸法というのは、古来からある呼吸法で、弓道をしている方は、おそらく知っていることですね。で、視力回復訓練にもよく使われていることですし、講談社現代新書の『セルフコントロール』でも取り上げてられているように、知られていることを、それを「斎藤流」として出すのはどうかと思います。丹田呼吸自体は、私自身もすでに20年以上前から、知っていることですし、説明したこともよくあります。それを一つの流派のように宣伝するのは、よくない、いや、やめた方がいいと思いますね。
  斎藤孝さんが発言するというよりも、すでに斎藤孝さんの本は売れるから、この人を使っていこうという意識が見えすぎてます。むしろ、別の意味の啓蒙書を出すべきだと思いますね。斎藤孝さんは、身体論ですから、竹内メソッドなどとの対比をして、斎藤孝さんの独自性について、出版社は取り上げるべきではないでしょうか。音読というのは、別次元です。
  呼吸が大切であるというのも、すでに多くの本が書いているところで、なぜそれが売れないかというと、呼吸法自体に科学的な証明と精神医学からの証明、心理学からの証明がリンクしていないからですね。それゆえ、もっと、総合的な科学として証明して、そして役に立つものにしていくべきです。
  ちょうど、マッサージと針、西洋医学と東洋医学の関係と同じですね。経絡もスポーツマッサージもそれぞれいい点があって、お互いに補い、そしてその成果を科学的に証明すべきなのです。それからこれからの時代なのですから。ただ、勘に頼るという時代ではなくなりましたね。
  感性のものは、感性でいいのですが、科学は科学としてしっかりと証明していくべきです。

 最近、とても眠くなり、起きていられません。突然でした。で、今日ぐらいから再び夜更かしに戻す予定です。

 出版社のPR誌では新年の企画が出てますね。いわば、その年のその会社の顔を出すことになります。ただ、そういう新年での企画よりも、突如として売れるわけですから、売れる本というのは、なかなか難しいですね。歌も同じだと思います。絵もそうですね。

 今日は、青色について調べました。水彩だと、色も落ち着き気味になりますから、顔料だとどうなのか。で、結局、「瑠璃」が一番きれいな青色になることが判明。ただ、日本ではもうとれないので、アフガニスタン産のになるようです。色あせることも少なく、青色が濃く出るというので、瑠璃が一番いいようですね。
  宝石でのラピス・ラズリ(Lapis Lazuli)が原石になるわけで、宝石としても希少価値があるから、いですね。きれいな白のまじらないのが高級品ですが、それ相応の値段です。顔料として使うことはないので、サイトで使うとしたら、JIS規格で「#00519A」、R0+G81+B154、なのですが、どうも、近くない気がします。むしろ、「#0000CC」の方が瑠璃色のように感じますが、染色の問題ですから、この場合はあてはまらないかもしれませんね。

 ここの書き方、まだ新年版について迷い中。ただ、今のままということではなくて、違う形にすべく思案中。睡眠時間も必要ないですしね。ただ、情報が少ないので、そのあたりをどうにかするか、あるいはしないか。大変になると、3日坊主になるので、苦にならない程度に書きます。

 やっぱり、今度のDreameweaverMX2004、面白いです。使いやすい、というのではないのですか、ちょっと便利ということですね。やっと、Fireworksの使い方もわかりました。IBM-HPBともお別れできます。ただ、IBMのロゴデザイナーは便利でしたから、惜しい気もしますね。

 年末はいろいろなものが壊れて、予定外出費が多くて、困りましたが、なんとか年を越せそうです。

 0:40就寝、7:00起床、6:20睡眠。

     
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