鴛鴦呼蝉庵日乗

2006.04.26  日本のアニメは進化している

日本のアニメはどんどん進化していて、数多くという面もあれば、新海誠監督のように自作で練り続ける人もいます。あるいは、「ネガドン」の監督もそうでした。自分のイメージをそれを映像化していく。そこに目標があったとおもいます。
  で、竹内謙吾さんが製作した「はなれ砦のヨナ」の予告編を見ました。今頃ですが。さすがの出来でした。これだけの技術力と世界観を持っているのなら、多くの人に感動を与えます。
  もうひとつが吉浦康裕さんの「ペイル・コクーン」。すでにDVDになっていますが、まだ見ていません。新海誠監督が切り開いた世界を、また違った味で追及しています。
  日本のアニメもどんどん進化していきます。

 「大人」と「子ども」について。以前も浜本先生から「子ども」意識が生まれたのが近世から近代にかけてであり、子どもという概念自体がなかったということでした。しかし、「大人」と「子ども」は、「子ども」意識から生まれたのではなくて、相対的なものです。子どもがあるのは、大人という概念があるから。逆に、大人があるのは、子どもというが概念があるから。
  「大人っぽく見えますね」というのも、子どもという概念があって、比較して行われるから。ある意味では、全体主義的な香りのする言葉の使い方だと思います。

 風邪のせいか、疲れやすく、眠くなってしまい、原稿がはかどりません。疲労感が強くなっているのは、特にこの春から。

[今日の記録]
睡眠時間:3:00就寝、7:20起床、4:20時間。
天気:雨
最高気温:16度

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