鴛鴦呼蝉庵日乗
2005.08.23  高速バスにて

 高速バスで高山まで行ったのですが、5時間半もかかるので、途中休憩が2回入ります。そういうとき、だいたい食べ物を買う人が多く、20分の休憩なら休憩場所で食べられるものを、何かを食べてなおかつ何かを買って車内に入る人が多かったようです。そのうち、大学生らしき女性が2人、たこ焼きを買って入ってきました。そうなれば、車内はソースにかかったたこ焼きの匂いが漂います。たこ焼きの匂いはいいのかもしれませんが、狭い車内でその匂いはどうかと。他人への配慮のなさに、この大学生、声も大きく話をきけば国立大学だそうですが、まだまだ未熟であると思いました。

 長距離バスでは、座り直しをしないと、鬱血したりしますし、エコノミー症候群にもなりやすいので、足を組んだりほぐしたりと、頻繁にしないと不安になります。それでわかったのは、足を組むことは、血流促進もあるのかもしれません。足を組みのは好きではないので、ほとんどしないのですが、今回は別で、足を組むことで、大分楽になりました。いろいろと用途はあるようです。

 途中、稲核ダムや水殿ダムも貯水量が減っていました。

 再び車内の話ですが、その女子学生の話を聞くともなしに耳に入ってきて、で、ふと思ったのが、一人がコバンザメのように話題を提供するのです。相手の反応をみるがごときに。言いたいことを伝えて、どうでしょうといわんばかりなのです。多分会話とはそういうものなのでしょう。従属的な関係になって、相手と対等の関係の会話は少ないのかも知れません。ではこのようになるのはなぜか。

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