鴛鴦呼蝉庵日乗
2005.06.17  作り手の姿勢

 通販で商品を頼むときには、どういうものか手に取れない分、判断に迷います。特に今回は茶器だったのですが、急須は特に困りました。というものの、以前、湯冷ましを頼んだとき、写真で見るとのは違っているので、それはいいとしても、使うと湯が回ってしまうのです。それは、どうやってもわかるものではありません。店でも実際に水を入れないとわかりません。そうなると判断する材料は、評判ということになります。ただ、評判も好みですから、判断としてはいいかどうかわかりません。
  残る材料としては、その作り手の意識です。今回の開花堂も田中ロクロ工芸も、ホームページに詳細に作り手の意識が説明されています。それが判断材料となりました。商品だけのページでは何だかわかりません。桜皮細工も、表面に何か塗りがあるのか、ウレタン塗装なのかどうか、わからないものが多く、全皮なのか芯は別の木なのか。かなり前に茶筒を買ったとき、全部桜皮と思ったら、表面のみで、芯に別の木が使われていて、それがかなりにおいました。ふたもゆるめで、結局使わず、それでももったいないので、職場で使っています。職場の湯飲み、急須はいただきものですから、高価ではありません。でも、自宅使いのにそれなりの費用を掛けたのは、楽しむからです。見て楽しむというのが、器にあります。大切に買ったものは盛りつけも工夫します。それなりの洗い方もします。100円でも急須や湯飲み、茶筒はあります。それでもいいものならそれでいいのです。見た目というのは、大切で、中身と見た目です。そしてその上に作り手の意識ですね。使いやすい、使い手の気持ちを考えて作られた器は美しく、使いやすいものです。
  今回の茶筒選びでは、作り手の意識がしっかりして、公表していること、そして写真など豊富であること。それらが判断でした。器そのものよりも、作り手の意識がわかる器こそ、美しさがあると思います。以前、益子焼きを買ったときも作り手がわかるもの、作り手に直接尋ねて買いました。飯椀も作り手に聞いて、そして美しいものを買いました。それらは今でも使っています。そういうものです。
  何も高額なのものがいいというのでもないのですが、自分なりに合ったもの、それは私の場合「暮らしの手帖」のようにいろいろと比較して作り手のことを考えたもの、それが美しいと感じるようです。

 パソコンの更新のソフトのインストールがなかなか終わりません。まだ1/5です。今週中に終わるか、少々心配です。

 本日購入のもの。
○CD「木蘭の涙」

 非接触温度計、かなり使いやすいです。QT-3は一番廉価版ですが、2度程度の誤差なので、もう一つ買うことにしましたが、楽天などよりもセブンイレブンの通販の方が送料がかからず安いことがわかりました。価格は送料込みで判断すべきなので、要注意です。

[今日の記録]
睡眠時間:5:30就寝、7:00起床、1:30時間。
最高気温:24度

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