ちくま学芸文庫の『婦人家庭百科辞典』を買いました。実は、これに近いシリーズのを以前持っていて、よく見ていたのです。原本は皮背でなかなかの風格のある本でしたが、惜しいことをしました。どこかへ行ってしまったようで、残念です。写真版も注釈も充実していて、いい本でした。それで、名残で、この文庫本を買ったのですが、風格もなにもなくて、残念です。

　印刷史研究会編『本と活字の歴史事典』(柏書房)を購入。こういうマニアというか、職人というか、凝った本は好きですね。２０年前はこういう本はたくさんあったのですが、最近はなくなってきました。不況ですから。

　MLで流さなければならないものがいくつかあるのですが、まだ処理が終わっていません。もう少し時間がかかりそうです。

　百科事典は大きすぎて、もう家庭では置くのに面倒になるのでしょう。電子辞書の時代ですから。電子辞書の百科事典も入れてありますが、ほとんど使いませんから。いい百科事典とは、文章がよくて読ませるのがいいと思います。説明ではなくて。いい文章は減りつつあります。