blue 鴛鴦呼蝉庵日乗
2004.08.17  オリンピックの楽しさ

 競技というのは、技を競うこと、争いがあります。オリンピックでも面白いのが、この競い合いの精神を尊重していることです。例えば、水泳でも陸上のトラック種目でも、予選、準決勝、決勝というパターンになります。タイムレースのはずなのが、競技になっているのです。争いですね。もし、タイムを競うのであれば、陸上の100mも3回走って、一番いい記録を扱い、それで一番速い選手に金メダルを与えればいいのです。水泳もそうで、3回泳いで、一番速い記録を出した選手に金メダルというのがいいはずなのですが、そうではありません。最後の決勝で一番速い選手、そこでこそ、見ている方も感動します。その一瞬の争いを種目の中心思想して残しているのですね。
  だからこそ、見ている方もハラハラドキドキするわけです。タイムのみなら、いつの間にか終わるわけですから。サッカーや野球なども、予選リーグはなくて、すべてトーナメントにするという方法もいいと思います。高校野球がそうですね。下から勝ち抜いていくのです。優勝した学校は、0敗。その他の全国の学校は全て、平等に1敗です。優勝した学校の勝利数はどれくらいでしょうか。いくら勝ちがあっても、負けがあれば終わりです。負けの数は平等なんですね。だから、勝ちの数をいくつ伸ばすか、そこに興味が、あるいは関心があるわけです。負ける平等に勝つという戦い。そこにおもしろさがあるのでしょう。

 そうはいっても、オリンピックは祭典てお祭りですから、遊んで、楽しんで、期待と絶望とがあるから、楽しいのです。

 1:00就寝、8:00起床、7:00睡眠。
  朝食、おかゆ、みそ汁、納豆。昼食、おにぎり。夕食、外食。夜食、なし。

 
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