2004.02.20  梅の木   
 

 いつも朝、見かける梅の木があるのですが、それほど立派ではなくて、元気もあまりないのです。でも、そういう木でもしっかり生きていて、ある年は、花がわずかしつかつかなくて、もう枯れるかと思いましたが、そうでもなかったようです。枝の一部は枯れてしまっているようで、もう数年の間、花がつかない状態です。
  その梅が今年はたくさん花をつけました。例年だと咲いたらすぐに散ってしまうのですが、今回はそれでもけっこう咲いているようです。
  枯れているように見えて、その実、しっかりと枝の奥、幹の中に息づいている命を見ると、春は近くに来ていると思えてきます。まだまだ夜に冷えるので、そう春とばかり言えないのですが、もしかしたら、春という感覚は、春になってからではなくて、冬の季節に、春の息吹を感じること、春らしさを感じるところに楽しさがあって、春になったら、そう、夏のことを考えるのかしれません。季節というのは、その時期、その時期ではなくて、先を考えるという意味では、ファンション雑誌に似てますね。ファッション雑誌は、その時期での内容を示しているのではなくて、その先の季節に流行るもの、いや流行るって欲しいという企業の願いが載っていますね。それでしょう。
  いまの現実にある、いろいろな状況からの脱却、あるいは願いは、この季節に対しての考えにもふくれているようです。

 文化審議会の「これからの時代に求められる国語力について」をようやく読み終わり。ふと気になって、何で作っているか確認したら、一太郎でした。官公庁ではwordが中心かと思ってましたが、一太郎も使われてました。だんだんwordの文化、そしてローマ字変換文化ですから、私のように、一太郎で、そしてカナ変換というのは、時代の産物として遺物となりつつありますね。カナ変換の方がキーストローク数が少ないのと、考える言葉をはやく文字に定着できるから楽なのですが。もちろん、ローマ字変換でも速い人は速いですから、速さという点では個人の問題ですので、なんとも言えません。

 電話の癖、それも他人の癖を最近、耳にして発見しました。多いのが、
「もしもし、××ですが」
「もしもし、××なんですけども」
これで終わっているパターンです。どちらも省略形なのですが、省略していることも忘れているのか、こう言ったら、後は本題で話しても大丈夫のようです。

 本日購入の書籍は、明日に。

 5:10就寝、7:10起床、2:00睡眠。
  朝食、食パン1枚。昼食、おにぎり2個、みそ汁。夕食、なし。夜食、なし。

     
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