鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.11.15  復活する 
 

  月の写真が嘘だという番組がありました。当初は写真撮影というのはなくて、計画段階でハッセルを積み込むことになったのですが、小型の場合で困り、ニコンとなったと記憶しています。宇宙という空気のない空間での撮影は、シャープな映像が得られる代わりに、コントラストが強くなり、そして、色彩がなくなりますね。もともと、色のものは地球から持ち込んだものしかないわけですから、色があるということは、その色もカラフルであることは、大気のオーロラ以外、地球からの物質の流出ということになりますね。質量保存の法則がここで崩れていくわけです。

 昨日の出版のお祝いの会、三人はとても研究熱心で、人柄もいいですから、今後の活躍を期待しています。その席上、町田先生と久しぶりの雑談。中で、市村君が亡くなったというのは、ちょっと考えましたね。二年前には元気だったのに、突然でした。弁護士で、アメリカへ行く話もあったのに、とつぜんです。稲本先生も亡くなったということです。市村は吹奏楽でしたね確か。その他、黒沼、阿部、八橋と亡くなった人たちの話もしました。よく考えれば、町田先生に出会ったのは、先生が23才ですから、それから6年、29才まで。若い頃だったのですが、もうすでに私もその年を越えています。時間の流れは速いものです。

 楽しい時間はいつか終わりがきますね。今、楽しい時でも、あるいは、楽しい仲間とのおしゃべりも。終わらせるときは難しい時です。潮時ですね。でも、終わらずにいつか、また、続けることもあります。そのためには、そういう場、再会の場を残しておくもの必要ですね。同窓会もそうですし、決まった日時の決まった店とかですね。あるいは、決まったwebとか。そういう空間を残しておく、そして、いつか見たら、そこに誰かが。そういうのもいいかもしれません。ただ、かなりの時間を待ち続けていくのでしょうけど。待つ時間が長ければ長いほど、待ち望んだものは、うれしいものです。復活というものそうですね。荒木大輔もそうですし、高津もそうでした。そういう復活ということ、それはその人の生き様です。
 終わりがあるから、今、できるだけの時間を費やしたいのですよね。だから、友達などの話が盛り上がるのだと思います。

 で、私はいつ復活するか。早く復活したいと焦りますが。

 西荻窪の酒まんじゅうを売っていた主人が交通事故で亡くなったのはこの春。もうそろそろ寒くなると、酒まんじゅうが出るのですが、この秋からはどうなのでしょう。季節を感じさせるものが、また、一つ。

 ヴァセリン使用記。頻繁に塗らないと、指が乾きますね。で、角質化してしまいます。昨日、職場から持ち帰るの忘れたら、すぐ、爪の脇がひび割れました。乾燥してますねー。この時期。

 6:10就寝、7:10起床、1:00睡眠。いろいろな方にご心配かけてますが、まだ生きてます。


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