鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.07.27  水の流れ

 先日、沼津の柿田川湧水を見て来ました。水の流れ、清らかなわき水が滾々と湧く、というよりも、勢いある湧き方を見れば、その水の流れの強さ、勢い、感動します。あれほどの水量で湧くとは思いませんでした。水の流れという、せせらぎを思いますが、滝のように激しいものや、柿田川のように大量のもの、それらも全て水の流れであって、全て同じでない。だから、水の流れというのは、心安らぐのかもしれません。同じでないから、そこには個性があるのでしょう。水に個性というのは不思議で、水というもの自体には代わりありません。しかし、水といっても、分子ごとに内容は異なりますから、その内容ごとで判断していくのでしょうね。
 全体というものと、個別という問題はいつでもつきまといます。

 パソコンでの不具合はストレスを感じます。特に、IMEなどの入力、変換で不具合があると、ストレスになりますね。例えば、ブラウザでのフォーム入力で変換できないとなると、コピー&ペーストになるのですが、それも手間が一つ増えてしまいストレスは普段以上に溜まりますね。原因は、ブラウザにあるのですが、ブラウザとIMEの処置がうまくいかない場合のは、ほとんど辞書や辞書引用の場合ですね。
 また、辞書変換ができなくなると困ります。辞書が壊れるとまた最初から作ることになります。それで、あらかじめ辞書をテキストで保存していくことで、対応できます。この場合は単純なバックアップではなくて、内容のバックアップです。ファイルなどの全体をそのままバックアップするのは簡単ですが、内容をバックアップするには、それを復元するときにいくつかの手順を経ることになります。それは設定の手順をふまえることになるので、面倒な作業となります。それらを自動処理すると楽ですが、しかし、自動処理できるとなるとウィルスやクラッキングで侵入されるおれそがあります。セキュリティと復元の簡便さとは別問題ですが、同じパソコンを使うことには代わりありませんので、実は同次元の問題と言えます。
 ソフト独自の問題ではなく、パソコンのシステムの問題があります。特に、パソコンの設定はconfigとbatの問題ですね。今のソフトはほとんどconfigの問題はありませんが、dosモードの場合は関係します。また、autoexecの問題もありますね。起動時に処理するのは。これらはwindowsの場合ですが、本来ならconfigで定義する環境変数はレジストリに保存されている場合があります。環境変数を使うこと自体は、dosモードや旧来の方法によるものです。それらはソフトの自動認識でできればいいのに、あえて環境変数に定義すると、メモリを消費します。それを考えるとあまり定義したくないのが事実です。
 便利であるべき共通の環境変数定義は、その実、共通という認識にまどわされるローカルなものです。それゆえ、トラップとして存在しやすいので、あまり好ましくありません。そのような定義は見落としがちですから。個々の問題を全体の問題定義に置き換えるのは簡単ですが、しかし見えにくくなります。それは、htmlの場合そうで、CSSがそうですね。スタイルファイルを別に定義すると、htmlのコードではわからない関係があることに気づき、それを何度も参照することになります。全体のhtmlに共通の仕様ですから、別ファイルにしますが、別ファイルを換えることで一度にすべてに適用できるという利点もあります。しかし、個別で見ると、わかりにくくなります。
 全体適用と個別適用とをわけていくことは全体の見通しをよくします。見通しということをどのように考えていくか、それは設計方針ですが、小さい場合は、ローカルな問題として処置するのがいいと思います。
 パソコンの問題に戻ると、トラブルはいつもあると思っていいでしょう。しかし、どうにかなるという気持ちでいること、あわてないことが一番の方法でしょうね。原因はよく考えればわかりますし、そして、対応方法もあると考えたのが一番いいと思います。手順を示せば、困難は克服できますから。

 腱鞘炎のサポーターを夏用のメッシュにしてみました。汗はかきにくくなりましたね。ただ、メッシュゆえに抑える力は弱いことに気づきました。それゆえ場面に応じて使い分けることに。

 学び、発見、喜びということについて、田近研究室で勉強会。総合という問題は、統合という問題と別次元に考えないといけないという意見。しかし、その具体的なものを出せないのが、理念上の問題と化してしまうおそれがあります。

 国語教育史学会の案内を発送しました。本日、やっと発表者が決まりましたので、案内が遅れました。ようやく総会で、準備も忙しくなります。

 8:00就寝、11:00起床、3:00睡眠。ようやくわかったのですが、夜に仕事をして、朝から寝て、昼に起きるというのが私にとっていいタイミングです。意外と眠くなりません。不思議ですが。もっとも、食事量が減っているので、あまり眠くなりませんが。でも、もうろうとするのはいつものこと。

 明日は、全国大学の最後の打ち合わせ。決算などの処理です。これでようやく5月の大会処理を終了。沖縄のみなさんにはがんばってほしいですね。


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