2002.11.06 自立への道
 他人に依存して生きることは多くあります。自分で判断するというよりも、自分の我が儘にならない程度に生きるのは難しい。それでも自分を失うことなく、自分とは何かを探すことは自分の力ではどうにもならないかもしれません。いつか気が付く、それは感動的なまでに価値観を変換するのですが、その瞬間はいつかはわからない。そのために、長い間、いろいろなことをしていくのでしょう。
 それは、支援する側も同じ。支援しようとして手を出すと、結局本人の力で成長したことにならない。だから、標識を提示する。そして自分の力で変えていくようにしむける。いや、しむけるという思想自体が自分を越えられないことになる。自分を越えるという難しさを抱えて、毎日なんとかするのでしょう。

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