鴛鴦呼蝉庵日乗
  2002.08.23 会津
 18日から夏の旅行にいってきました。今年はどうも疲れたらしく、仕事もはかどらず、困った夏休みでしたので、リフレッシュの意味もありちょと見る程度ですが、行ってきました。台風の後だったのでかなり涼しく、夜は寒いぐらいでした。五色沼が雨でよく見えませんでしたが、それでも色はよく見えました。ふとわかったのが会津若松では泊まる場所が少なく、磐梯熱海か芦の牧温泉かになりますね。磐梯熱海はいい宿が多いので、そちらで一泊して、裏磐梯、猪苗代、会津若松と回って、芦の牧温泉と行くのが基本ルートかもしれません。
 会津では漆器を見に行きました。漆器の日本の工芸技術の粋を集めたものですから、その技巧として楽しみたいものです。今回はプリントやポリウレタンでない、桜とホオの木で、七回も漆を重ねたものを買い求めました。なかなか気に入っています。輪島塗とも違う風合いです。ただ今回は収穫があって、漆器は熱に弱いというのは間違いでした。漆器は耐熱、耐寒でした。耐熱に弱いのは素材に問題があったようです。漆器は耐久性のある強い日常使いだったのです。それゆえ、高額でも使いこなせば安くなるのであり、多少高値でも購入する価値はあると思います。伝統の技術の方が工業製品よりも良質であるという例ですね。
あぶくま洞です。もっと白く見えたのですが。
東洋一と言われる規模で、その広さはさすがです。
阿賀野川、阿賀川、なんと呼ぶのが正式かわかりませでした。芦の牧温泉から見える風景です。
鶴ヶ城からみた風景です。遠くに飯盛山が見えます。
再建された鶴ヶ城。若松城とも言いますね。明治維新ですべて壊されましたが、以前の姿に再建してあります。
日新館の復元です。場所は鶴ヶ城より遠いのですが、こんなに広い規模で行われた藩校です。教育の充実がこの時からありますが、でも、軍事教練もあり、男子用ですから、今の時代からみたら女性差別ともとられますし、平和とはほど遠いと言われてもしかたないでしょう。

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