鴛鴦呼蝉庵日乗
  2001.10.5 いつものくせ
 ふと、家に帰ってから自分のしぐさについて見つめてみました。いつもながら、内向的な性格の私ですが、昨日から、やっと「鬱」傾向を脱して、通常の気分に戻ったため、もう一度しっかり自分をみつめようと思いました。そこで、家に帰ってから何をしたかを考えると、次のようになります。
  1. 郵便物を確認する。
  2. 着替える。
  3. 足を洗う。それも、右足から。
  4. 顔を洗う。ざっと水で洗う。
  5. 郵便物を読む。
  6. ごはんの用意をする。食事をする。片づける。
  7. メールチェックをする。
  8. ホームページの更新をする。
 この中でも、足を洗うというのは、どうもくせのようです。家に帰ると、足を洗います。洗うと何か、清められたような感じがしてすがすがしく感じるからです。
  ◇
 ファミリーレストランなどで、おしぼりが出ると、つい、顔を拭いて、首を拭いて、手の指の一本一本を丁寧に拭きます。別に潔癖というのではなく、なんとなく、きれいになるという儀式なのです。その儀式をすると、疲れがとれて、安心します。そんなくせがまだまだいくつかありそうです。
 話をする時に、相手の目をみないとか、風呂は寝る前に入るとか。自分だけの習慣というのは、他人との比較においてカルチャーショックを受けるものです。そこから自分のくせがかわります。
  ◇
 ここで書いている文体ももしかしたら、私のくせかもしれません。そのくせとつきあい、そして、別の人がそのくせとつきあう。それで人生が過ぎてゆくのでしょう。

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